
こんばんは。てんめいです。
今回の記事はちょっと真剣な話。 ブラック企業が世の中にいかに不利益をもたらしているかを自分なりの視点で考えてみたいと思います。
この記事の目次
1.ブラック企業とは何か
2.ブラック企業が世間に与える悪影響
3.ブラック企業滅ぶべし
1.ブラック企業とは何か
ひとことで言いますと「社会のガン」です。
一例でしかありませんが一般的に以下のような職場のことを言います。
・ 生命に危険が生じるほど危険な仕事を、何の対策も無く従業員に強いる
・ 労働基準法を守らず、従業員に不当なサービス残業を強いる(残業代の未払い)
・ パワハラ・セクハラが横行しており、従業員が心身ともに健康でいられない
・ 従業員を使い捨てにしており、うつ病等が蔓延している
嫌ですね、こんな職場。
人間らしく生きるために働いているのに、こんなことが常態化している企業には行きたくない。
しかしながら、これらの要素をすべて持ち合わせた職場というのは世の中に存在します。
私の職場はすべてが当てはまっていました。
2.ブラック企業が世間に与える悪影響
ここから先は、なぜブラック企業が「社会のガン」なのか、経済と福祉の視点も交え説明したいと思います。
少なくとも私は以下の3ケースが発生すると考えました。
1.資本(お金)が社会に回らず、負のスパイラルを起こす
2.晩婚化・非婚化・少子高齢化の流れが加速する
3.うつ病患者が増加する
1.資本(お金)が社会に回らず、負のスパイラルを起こす
ブラック企業では、従業員の給与が明らかに安い場合がほとんどです。
私自身の話ですが、給料の総支給額が15万円程度にも関わらず、月最高残業時間が200時間を超えることがありました。
死ぬような思いをして働いても残業代はゼロ。
当時は生きる希望すら見いだせませんでした。
さて、話を元に戻します。給料が安く自由な時間が無いと何が起こるのか・・・簡単です。
「ブラック企業で働く従業員がお金を使わなくなる」ということが起こります。
経済というものは、資本(お金)が循環していなければいけません。
しかしながらブラック企業で働いている従業員たちは、給与額が少ないため、将来的な不安等により目的もなく貯金する人が出てきます。
また、お金を使う時間がありませんので、何かを買おうという余裕すら無い。
消費が滞る=社会にお金が回らない ということです。
そうすると企業は何をするかというと、モノの価格を安くし始めます。
安くしないと商品を買ってもらえないからです。
商品が安くなるということは、企業の収益が減るということでもあります。
企業の収益が減ると、その企業で働いている従業員の給料が減ります。
そうです・・・社会にとって恐ろしい現象「デフレ」が起こるのです。
2.晩婚化・非婚化・少子高齢化の流れが加速する
「なんでブラック企業の存在が晩婚化・非婚化と関係があるんだよ」と思ったそこのアナタ・・・関係あるんですよ。
これも理由は簡単。
「将来的な不安があるから結婚したくても出来ない人」が増加するからです。
ブラック企業で使い倒されてボロ雑巾のような扱いを受けるのは、だいたい20~30代の比較的若めの職員です。
毎日23時ごろに帰宅し、さらには金も無い。
こんな状態では結婚できないのは当たり前。
だって今の職場で働き続けても幸せな未来が見えない無いんですもの。
それに、結婚したいと思える恋人が居る人はまだマシです。
恋人が居ない状態でブラック企業勤めをしている人は、忙しさのあまり合コンや出会いの場に出ていくことすら許されません。
当然、結婚する年齢は高くなっていくでしょうし、最悪結婚しないという選択をする人も居るでしょう。
運よくそんな状況で結婚出来たとしても子供を2~3人養おうと思えるでしょうか。
まず無理です。
3.うつ病患者が増加する
ブラック企業で真っ先にこき使われるのは体力がある若者だと私は思います。
そんな中、精神をすり減らし、果てはうつ病になってしまう人が出てきます。
いくら若くて体力があったとしても、うつ病になってしまうとまともに仕事をすることは出来ません。
そうすると、日本の将来を担う若者は病気でリタイアせざるを得なくなります。
残るのはパワハラを行ったような滅茶苦茶な人ばかり。
しかも、若者を食いものにし、パワハラをするような人に限って縄張り意識が強いだけで、実際たいした仕事は出来ないものです。
当然、生産性は落ちますし、社会全体の労働力が低下します。
うつ病になった人にも生活費が絶対に必要です。
病気で仕方なく働けないもののお金は必要ですから、最終的に生活保護やうつ病の障害年金を受給せざるを得なくなってしまいます。
そのお金はどこから捻出されるのかというと一部は税金です。
ブラック企業が未来ある若者を使い捨てするせいで、私たちが支払っている税金が安くなることが無くなります。
むしろ高くなる可能性すらあるのです。
3.ブラック企業滅ぶべし
いかがでしたでしょうか。
私は、ブラック企業は理由が何であれ絶対に滅ぶべきだと思っています。
日本国憲法25条で保障されている「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を踏みにじるような企業が世の中のためになるとは到底考えられません。
ブラック企業に対して私たちが取れる最大の対策、それは「労働基準監督署に通報する」もしくは「ブラック企業で働かない」ことです。
少なくとも、私はブラック企業の活動に加担しないよう、これからの人生を生きていくつもりです。
長くなりましたが、ブラック企業が「社会のガン」だと思う理由でした。
最後までお読み頂きありがとうございます。
当記事へのご意見・コメントお待ちしております。
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